2010年10月16日土曜日

牛・豚を食べても「かわいそう」と思わない理由

ペットとして飼育されている動物には同情心がわくのに、家畜に対して同情心がわかないのはなぜだろうか?
この疑問に対して、アメリカの心理学者であるハル・ヘルツォーグ博士が興味深い意見を唱えている。
博士は人間がなぜ特定の動物に対して同情心をかき立てられるのかについて、「人間は動物に対して共通点を見つけると親しみを感じる」と説明しており、犬や猫のしぐさや態度に、人間に似たものを見つけると親しみを感じているというのだ。

動物への理解は、昔に比べてはるかに増しているにもかかわらず、食肉文化は絶えることがなく、家畜がペットのように扱われることは決してない。

ハル博士は新しい著書「何を愛し、何を憎み、何を食べるのか」のなかで、「我々がペットを愛し、家畜に同情心を向けないことに論理的な理屈はない。我々は本能的にそれらを愛したり憎んだりしている」として、「唯一、一貫しているのは、人間の動物に対する愛憎に一貫性がないということだけだ」と皮肉まじりに説明している


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